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2007年6月

代名詞の処理 人称代名詞  (おさらい) 練習問題

メールマガジン「翻訳上達通信」  
~柴田プロフェッサーの翻訳レッスン~    
翻訳が初めてのあなたも大歓迎!プロの方も目からうろこが落ちますよ! 
 

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柴田裕之(しばたやすし) プロフィール:翻訳家、バベル翻訳大学院(USA) プロフェッサー。
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こんにちは。プロフェッサーの柴田裕之です。

皆さんお元気ですか?
夏日が続いていますが、暑さに負けずにいきましょう~

今日は練習問題にチャレンジです。

この講座のポイントチェックや練習問題を通じて、
翻訳のテクニックやセンスを磨いて下さい!

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■ 練習問題
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★訳例は問題の下部にあります。 

練習問題1
As soon as he heard the door opening, Mr. Stevens would sit up, and his old wrinkled face would light up.

直訳すると、
彼がドアが開くのを聞くとすぐ、スティーヴンズ氏はいつも身を起こして、彼の年とったしわだらけの顔は明るくなったものだ。

【ヒント】
直訳すると登場人物がふたりいるような印象を与えてしまいます。

 as soon as...=~するとすぐに would=いつも~した
 sit up=身を起こす、起きあがる wrinkled=しわの寄った
 light up=明るくなる、輝く
 

練習問題2
She told me later that she tried to call me; she said she called me every day after that but I didn't answer.

直訳すると、
彼女は彼女が私に電話しようとしたことをあとで私に言った。彼女はそれからあと、彼女が毎日私に電話したけれど、私は出なかったと言った。

【ヒント】
これまた代名詞だらけの原文ですから、思いきって省きつつ、意味の通る訳文を作ることを目指します。

later=のちに、あとから call=電話する


練習問題3
★ふたつめの文を訳してください。

People sometimes asked her if she minded living alone.
She told them that she didn't, it was fine, she put much value on her solitude.

直訳すると、
(人々はときどき彼女に彼女はひとりで暮らすのが嫌ではないかと尋ねた。)彼女は彼らに彼女は嫌ではない、それは快適だ、彼女は彼女の孤独を高く評価していると言った。

【ヒント】
didn'tのあとにはmindが省略されています。

 minded=mind(嫌だと思う、気にする)の過去形
 alone=ひとりで
 put much value on...=~に重きをおく、~を高く評価する
 solitude=孤独、ひとりでいること
 
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★訳例

練習問題1
As soon as he heard the door opening, Mr. Stevens would sit up, and his old wrinkled face would light up.

練習問題1 訳例
ドアが開くのが聞こえると、スティーヴンズ氏はいつも身を起こして、年とったしわだらけの顔を輝かせるのだった。


練習問題2
She told me later that she tried to call me; she said she called me every day after that but I didn't answer.

練習問題2 訳例
あとから聞かされたが、彼女は私に電話しようとしたのだそうだ。あれから毎日電話したけれど、出てくれなかったという。


練習問題3 ★ふたつめの文を訳してください。
People sometimes asked her if she minded living alone.
She told them that she didn't, it was fine, she put much value on her solitude.

練習問題3 訳例
(彼女は、ひとり暮らしは嫌ではないか、と訊かれることがあった。)すると、そんなことはない、快適だ、孤独でいることはとても貴重に思える、と答えた。

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代名詞の処理 人称代名詞  (おさらい

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柴田裕之(しばたやすし) プロフィール:翻訳家、バベル翻訳大学院(USA) プロフェッサー。
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真夏を思わせるような暑い日が続いていますね。

かと思えば、オフィスや電車の中はヒンヤリ~

お互いに体調管理には気をつけましょう!!

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今日のポイント
■ 代名詞の処理 人称代名詞  (おさらい)

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命令文を除くほとんどの英文には主語があります。
そして、同じ名詞に関しての記述では、二回目以降、代名詞を使います。

一方、日本語は主語を省くことが多いですよね。
自分や相手を指したり、前に出た人を受けたりする人称代名詞が出てくる割合は、
英語に比べてぐっと低くなります。

人称代名詞は、少ないほうがすっきりします!
そこで、主語にかぎらず、意味がきちんと通じる範囲で人称代名詞を省くというのが今日のポイントです。
 
たとえば、We shook hands and patted each other's backs, and he asked me how I was doing, and I said, "Fine," and asked him the same thing and he said, "Fine."
という文を見てください。

直訳すると代名詞が七つも出てきて、いかにもうるさくなってしまいます。
このような時は代名詞を思いきって省きましょう!

「握手をし、お互いの背中をたたきあったあと、調子はどうだと訊かれたので、『上々だ』と答え、同じことを尋ねると、やはり『上々だ』という返事だった」 という訳はどうでしょう~

代名詞はひとつも出てきませんが、自然ですし、意味もじゅうぶん通じますよね。
 
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■ では次の英文を翻訳してみましょう
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Janet tried to shake him down by threatening to shoot him, bomb his house, kidnap his children, cut his wife's throat.

直訳すると、
ジャネットは彼を撃つ、彼の家を爆破する、彼の子どもを誘拐する、彼の妻の喉をかき切ると脅して、彼をゆすろうとした。

【ヒント】
なるべく代名詞を省きます。

 tried to...=try to...(~しようとする)の過去形
 shake...down=~をゆする
 threatening=threaten(脅す、脅迫する)の現在分詞形
 shoot=撃つ bomb=爆破する kidnap=誘拐する throat=喉
 
翻訳技法を適用すると、
ジャネットは彼をゆすろうとして脅しをかけた。撃ち殺してやる、家を吹き飛ばしてやる、子どもを誘拐してやる、奥さんの喉をかき切ってやる、と。

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無生物主語を読みほどこう (おさらい) 練習問題

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柴田裕之(しばたやすし) プロフィール:翻訳家、バベル翻訳大学院(USA) プロフェッサー。
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こんにちは。プロフェッサーの柴田裕之です。

激しい雨風が吹いたかと思えば、晴れ間がパーッと顔を見せたりと
不安定な天気がここ数日続いていますね

いよいよ「梅雨入り」でしょうか~

今日は前回のおさらいに基づいて、練習問題にチャレンジしてみましょう!

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■ 練習問題
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★訳例は最後にあります。あなたの訳文と比較して見てください。

練習問題1
Marrying a doctor who was going to work in far-off exotic places had seemed romantic to her, but the harsh reality really disappointed her.

直訳すると、
遠い異国に行って働く医師と結婚することは、彼女にはロマンチックに思えたが、厳しい現実がほんとうに彼女を失望させた。

【ヒント】
Marryingは直訳でも大丈夫ですが、後半は人を主語に仕立てます。

 marrying=marry(結婚する)の動名詞形
 far-off=遠くの exotic=異国の harsh=厳しい
 disappointed=disappoint(がっかりさせる)の過去形
 
 
練習問題2
The virtual absence of any chance of a better future took the incentive out of pursuit of knowledge.

直訳すると、
より良い未来へのチャンスの事実上の不在が、知識の追求から動機を奪った。

【ヒント】
The virtual absenceの部分を読みほどきます。absenceを動詞に、virtualを副詞に変え、因果関係の構文にするとよいでしょう。

 virtual=事実上の absence=不在
 incentive=動機、意欲 pursuit=追求
 knowledge=知識

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★訳例

練習問題1 Marrying a doctor who was going to work in far-off exotic places had seemed romantic to her, but the harsh reality really disappointed her.

練習問題1 訳例
 遠い異国に赴任する医師と結婚するのはロマンチックに思えたのだが、厳しい現実に直面した彼女は、すっかり落胆した。

練習問題2 The virtual absence of any chance of a better future took the incentive out of pursuit of knowledge.

練習問題2 訳例
将来暮らし向きが良くなる可能性がほとんどなかったので、知識を得ようという意欲がそがれてしまった。

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無生物主語を読みほどこう (おさらい

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柴田裕之(しばたやすし) プロフィール:翻訳家、バベル翻訳大学院(USA) プロフェッ
サー。
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こんにちは。プロフェッサーの柴田裕之です。

初夏の陽気が続いていますね~ 皆さんいかがお過ごしですか?

今日は日本語にはあまりなじみのない「無生物主語」についてレッスンをしましょう~
翻訳の世界の魅力を体感して下さい!

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今日のポイント
■ 無生物主語を読みほどこう
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英語では物や抽象的な名詞がよく主語になります。

無生物主語の原文を訳すときのポイントは、その部分を動詞を含む表現に変えることです!

人を主語にできると、一層スムーズに翻訳できますよ。

もう少し詳しくポイントを挙げてみますと~

1.主語を表す所有格があれば、それを主語にしてみましょう!
2.主語がなければ、必要に応じてその主語にあたる人を加えます。
3.ただし、主語が不要のときは省くことも翻訳のコツです。

 
 
たとえば、Dr. Lacy's smile revealed his small white teeth.
という文を直訳すると、

「レイシー博士の微笑が彼の小さな白い歯を見せた」となります。

けれどこれは、いかにも不自然ですね。
Dr. Lacy's smileという無生物主語をそのまま訳しているからです。

そこで、名詞のsmileを動詞に読みかえ、所有格のDr. Lacy'sをただのDr. Lacyに変えて主語に仕立てます。
そして、「と」というつなぎ言葉を補って後半に続けます。
「~を見せた」は発想を変えて「~が見えた」にすればよいでしょう。

するとどうでしょう~
「レイシー博士が笑うと、小さな白い歯が見えた」という訳ができあがります。
 
 
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■ では次の英文を翻訳してみましょう
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Even the slightest failure to observe the rules was punished.

直訳すると、
規則を守ることのもっともわずかな失敗でさえも罰せられた。

【ヒント】
the slightest failureの部分が無生物主語ですから、ここを読みほどきます。

 slightest=slight(わずかな)の最上級
 failure=失敗、不履行 observe=守る、順守する
 rule=規則  punished=punish(罰する)の過去分詞形

翻訳技法を適用すると、
少しでも規則を破れば罰せられた。     となります。

いかがですか?

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名詞を読みかえよう 動詞+名詞、形容詞+名詞(動作者) (おさらい) 練習問題

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こんにちは。プロフェッサーの柴田裕之です。

今日は、前回のポイントを踏まえて、練習問題にチャレンジしましょう!!

何についても言えることですが、翻訳は日々の継続が大切です。

この「翻訳上達通信」でお伝えしたことを何度も繰り返して下さい。
翻訳のセンスが確実に身につきますよ!


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■ では次の英文を翻訳してみましょう  
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練習問題1
He is such an entertaining conversationalist that he is very popular among us.

直訳すると、
彼はとてもおもしろい座談家なので、私たちのあいだで人気がある。

【ヒント】
an entertaining conversationalistの部分が「形容詞+名詞(動作者)」ですから、それを読みかえます。

 entertaining=おもしろい、楽しませる
 conversationalist=座談家、話しじょうず
 popular=人気のある

 
練習問題2
He had an inherent dislike of sweets.

直訳すると、
彼は甘い物に対する先天的な嫌悪感をもっていた。

【ヒント】
had an inherent dislikeの部分が「動詞+名詞」の形を含んでいるので、そこを読みかえます。形容詞のinherentは副詞に変えればよいでしょう。

 inherent=生まれつきの、先天的な
 dislike=嫌悪、反感
 sweets=甘い物、砂糖菓子
 
 練習課題3
 ★ふたつめの文を訳してください。

Thank you for the letter and the pictures.
I'm sorry I did not write back sooner, but you know I am such a poor correspondent.

直訳すると、
(手紙と写真、ありがとうございました。)もっと早く返事を書かなくてごめんなさい。でも、ごぞんじのとおり、私はだめな文通者なのです。

【ヒント】
a poor correspondentの部分が「形容詞+名詞(動作者)」になっていますから、それを読みかえます。

 write back=返事を書く
 poor=お粗末な、不得意な
 correspondent=手紙を書く人、通信員

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★訳例  

練習問題1 He is such an entertaining conversationalist that he is very popular among us.
訳例        彼は話がとてもおもしろいので、私たちのあいだで人気がある。

練習問題2 He had an inherent dislike of sweets. 
訳例        彼は甘い物がもともと嫌いだった。

 練習課題3 ★ふたつめの文を訳してください。
Thank you for the letter and the pictures.
I'm sorry I did not write back sooner, but you know I am such a poor correspondent.

訳例        (手紙と写真、ありがとうございました。)もっと早く返事を書かなくてごめんなさい。でも、ごぞんじのとおり、私は筆無精なものですから。

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名詞を読みかえよう 動詞+名詞、形容詞+名詞(動作者) (おさらい)

 
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今日はあいにくの曇り空ですが、アジサイの花があちらこちらに咲き始めましたね。
梅雨の季節到来、といったところでしょうか~

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今日のポイント
■ 名詞を読みかえよう 動詞+名詞、形容詞+名詞(動作者)

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今日は「名詞の読みかえ」についておさらいをしましょう!

まず、動詞+名詞の翻訳テクニックについてです。

She was willing to face the consequences.  という文を訳してみましょう。

face(直面する)が動詞、consequences(結果)が名詞です。

直訳すれば、
「彼女は結果に直面する気があった」となりますが、「結果に直面する」とは言いませんよね。

こういう場合は、動詞+名詞の部分全体を動詞に読みかえて
責任をとる」という動詞として訳せばスッキリしますね!

次は、形容詞+名詞(動作者)の翻訳テクニックについてです。

My grandmother was a great cook.という文を訳してみましょう。

great(すばらしい)が形容詞、cook(料理人)が名詞で、動作をする人を表します。

直訳すれば
「祖母はすばらしい料理人だった」ですが、ふつう、こんなふうには言いませんよね。

原文の動作者を表す名詞を、そのまま日本語にするとぎこちないケースが出てきます。
こういうときは、意味を保ちながらその名詞を他の語句に読みかえてみましょう!

たとえば「祖母は料理がじょうずだった」あるいは「祖母は料理の達人だった」のようにすればよいのです。

ちょっとした読みかえのテクニックで、自然体な読みやすい翻訳文になるんですよ!
 
───────────────────────
■ では次の英文を翻訳してみましょう
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We believe that those sketchbooks will be great help in understanding Van Gogh's art.

直訳すると、
私たちは、これらのスケッチブックはヴァン・ゴッホの芸術を理解する大きな助けになると思います。

【ヒント】
be helpの部分が「動詞+名詞」になっているので、そこを読みかえます。helpという名詞を修飾する形容詞greatは、副詞に変えればよいでしょう。

sketchbook=スケッチブック Van Gogh=ヴァン・ゴッホ

翻訳技法を適用すると、
私たちは、これらのスケッチブックはヴァン・ゴッホの芸術を理解するうえで、おおいに役に立つと思います。

いかがですか? 「翻訳のマジック」を体感していただけましたでしょうか。

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さて、今日は「名詞を読みほどこう 主語を表す所有格+名詞」について、練習問題にチャレンジしてみましょう!

問題にチャレンジする前に、もう一度、前回のブログの「今日のポイント」をチェックしてみて下さい。

───────────────────────
■ さっそくチャレンジしてみましょう!
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練習問題1
The minister thought his crossness was the cause of the princess's unhappiness.

直訳すると、
大臣は、自分の不機嫌が王女の不幸の原因だと思った。

【ヒント】
his crossnessとthe princess's unhappinessの部分が「主語を表す所有格+名詞」になっていますから、ここを読みほどきます。

 minister=大臣
 crossness=不機嫌、片意地
 cause=原因 princess=王女
 unhappiness=不幸、悲しさ

 
練習問題2
Mike's sudden interjection caused us both to turn towards him.

直訳すると、
マイクの突然の叫び声が私たちをふたりとも彼のほうを向かせた。

【ヒント】
Mike's sudden interjectionの部分が「主語を表す所有格+名詞」になっていますから、ここを読みほどきます。

 sudden=突然の、唐突な
 interjection=不意の叫び声、感嘆の言葉
 caused=cause(~に……させる)の過去形

 
練習課題3
★ふたつめの文を訳してください。

The doctor arrived immediately.
Because of his marginal unease over the head wound, the manager thought it prudent to call in the police.

直訳すると、
(すぐに医師が到着した。)頭の傷に関する彼のわずかな懸念のせいで、支配人は警察を呼ぶのが賢明だと考えた。

【ヒント】
his marginal uneaseの部分が「主語を表す所有格+名詞」になっていますから、ここを読みほどきます。

 marginal=わずかな、ほんの少しの
 unease over...=~に対する懸念、心配
 wound=傷
 prudent=賢明な、思慮深い

0980065

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★訳例は次の通りです。あなたの訳文と比較して見てください

練習問題1 The minister thought his crossness was the cause of the princess's unhappiness.
練習問題1 大臣は、自分が不機嫌だから王女が悲しんでいるのだと思った。

練習問題2 Mike's sudden interjection caused us both to turn towards him.
練習問題2 マイクが突然叫び声を上げたので、私たちはふたりとも彼のほうを向いた。

練習問題3 ★ふたつめの文を訳してください。
The doctor arrived immediately.
Because of his marginal unease over the head wound, the manager thought it prudent to call in the police.
練習問題3 (すぐに医師が到着した。)彼が頭の傷にわずかながら疑念を抱いたので、支配人は警察を呼んだほうがよいと判断した。

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名詞を読みほどこう 主語を表す所有格+名詞 (おさらい)

 
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本日もこれまでのポイントのおさらいです。

ポイントを繰り返すことで、しかっりと身につけましょう!

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今日のポイント
名詞を読みほどこう 主語を表す所有格+名詞
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今日のポイントは、「名詞を読みほどく」です。英語では名詞を中心とした表現がたくさん出てきます。それをそのまま訳すと、硬い日本語やぎこちない日本語になってしまうことがしばしばあります。そこで、翻訳英文法で推奨するのが、名詞を読みほどく、つまり名詞中心の表現を動詞中心の表現に変えるという技法です。

名詞中心の表現にはさまざまな種類がありますが、今日はそのうち、「主語を表す所有格+名詞」の形を取りあげます。たとえば、Her suspicion kept her awake all night long.を直訳すれば「彼女の疑いがひと晩じゅう彼女の目を覚まさせていた」となります。しかし、これではぎこちないですね。そこで、herという所有格をsheという主語に、suspicionという名詞をsuspect(怪しく思う)という動詞に読みほどき、文の前半を原因、後半を結果として訳せば、「彼女は怪しく思えて、ひと晩じゅう眠れなかった」という、より自然な文になります。
このように、名詞を動詞に変え、その前についている所有格を、その動詞の主語に仕立てるというのが、今日のポイントです。 

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では次の英文を翻訳してみましょう
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Lewis's silence was saddeningly eloquent, and Morse finally nodded.

直訳すると、
ルイスの沈黙は悲しいまでに雄弁だった。そして、モースもとうとううなずいた。

【ヒント】
Lewis's silenceの部分が「主語を表す所有格+名詞」になっていますから、ここを読みほどきます。

 silence=沈黙
 saddeningly=悲しいまでに
 eloquent=雄弁な
 finally=とうとう、ついに  nodded=nod(うなずく)の過去形

訳例
翻訳技法を適用すると、このようになります↓

ルイスはじっと押し黙っていた。それに切ないまでに心を動かされ、モースもとうとううなずいた。

いかがですか? 文章もスムーズに流れ、情景がよく伝わりますね。

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