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2007年9月

強調構文と省略構文の処理(おさらい) 練習問題

「翻訳上達通信」  
~柴田プロフェッサーの翻訳レッスン~    
翻訳が初めてのあなたも大歓迎!プロの方も目からうろこが落ちますよ! 
 

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柴田裕之(しばたやすし) プロフィール:翻訳家、バベル翻訳大学院(USA) プロフェッサー。
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こんにちは。プロフェッサーの柴田裕之です。

ガラリと天候が変わり、涼しくなってきましたね~
日中はまだセミがジリジリと鳴いてすが、
夜になると、チリチリと虫の声が聞こえ始めました。

もう秋ですね~

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■ 練習問題
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練習問題1
It was after we walked over three miles that we realized someone was following us.

直訳すると、
誰かが私たちの後をついてくるのに気づいたのは、3マイル以上行ってからだった。

【ヒント】
これもIt~that...の強調構文です。after we walked over three milesの部分を強調しながら、先に訳してください。

 over...=~を超えて、~以上
 mile=マイル(約1.6km)
 follow=尾行する、追跡する

練習問題2
We had long, serious talks with the light on, and then with the light out.

直訳すると、
私たちは明かりをつけたまま、そしてそれから明かりを消して、長い真剣な話をした。

【ヒント】
and以下、前半の主語・述語などが省略されていますから、それを復活させます。表現を少し変えると、単調さを避けられます。

 serious=まじめな、真剣な
 with...on=~をつけた状態で
 with...out=~を消した状態で
 
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■ 訳例
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練習問題1
It was after we walked over three miles that we realized someone was following us. 
練習問題1 訳例
3マイル以上行ってからようやく、尾行されているのに気づいた。

練習問題2
We had long, serious talks with the light on, and then with the light out.
練習問題2 訳例
私たちは明かりをつけたまま、ひとしきり真剣な話をした。そして、明かりを消してからも、長いあいだまじめな話を続けた。

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強調構文と省略構文の処理(おさらい)

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柴田裕之(しばたやすし) プロフィール:翻訳家、バベル翻訳大学院(USA) プロフェッサー。
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こんにちは。プロフェッサーの柴田裕之です。

先日の台風はものすごい風でしたね~
自然の威力には畏怖の念をおぼえます。

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今日のポイント
■ 強調構文と省略構文の処理
 
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強調構文とは、It is~that...という形をとる構文で、~の部分を強調します。
通常は、「...なのは~だ」という具合にうしろから訳されることが多いのですが、
ここでは頭から訳しつつ強調のニュアンスを出す練習をしてみましょう~

たとえば、It was Wednesday that she finally received the letter.という英文は、
型どおり訳すと、「彼女がようやくその手紙を受けとったのは水曜日だった」となります。

しかし、前から順に訳して、「水曜日になってようやく彼女はその手紙を受けとった」ともできますね。

次に、省略構文を見てみましょう。

英語では、繰り返しを避けるために、言葉が省略されることがあります。
たとえば、Some people drink it hot, others cold.という文では、drink itという動詞・目的語のくりかえしを嫌って、othersのあとにくるべきdrink itを省いています。

省いたまま直訳すると、「ある人々は熱くして飲むし、ほか冷たい」のような文になり、意味が全く伝わりませんね(笑)。

このような場合は、あえて繰り返しを気にせず、
「熱くして飲む人もいるし、冷やして飲む人もいる」
と訳したほうがスムーズです。

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仮定法の処理 隠れたif節(おさらい) 練習問題

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猛暑が続いていますが、みなさんいかがお過ごしですか?
夏バテしないようにお体ご慈愛ください~

今日は練習問題にチャレンジです!

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■ 練習問題
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練習問題1
Just a single swallow from this bottle, and it would have done extensive damage to his stomach.

直訳すると、
このビンからたったひと飲み、そして彼の胃にたいへんなダメージを与えていただろう。

【ヒント】
Just a single swallowという部分に隠れているif節を見つけだして仮定法で訳してください。

 just=たった、わずか
 swallow=飲み込むこと、一口分
 extensive=大きい、甚大な
 stomach=胃、腹部

練習問題2
A few more details might be more definitive.

直訳すると、
もう少し多くの詳細がより確実になるかもしれない。

【ヒント】
A few more detailsという無生物主語の名詞句に隠れているif節を見つけだして仮定法で訳してください。人を主語に想定し、その人がどうすればどうなるか、というふうに考えます。

 detail=詳細、細部
 definitive=確実な、決定的な

練習問題3
★ふたつめの文を訳してください。

The full facts have never been revealed to the general public. I feel that no memoir of him would be complete without some little sketch of this remarkable episode.

直訳すると、
(事の全貌は世間には明かされていない。)彼の回想録は、この驚くべき出来事の多少の概略なしで完全とは言えないと思う。

【ヒント】
withoutの部分からifの意味を読みとり、以下を「もし~ならば」という仮定法の発想で訳します。

 memoir=回想録 complete=完全な
 sketch=概略 remarkable=驚くべき、珍しい
 episode=エピソード、出来事
 
 
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■ 訳例
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練習問題1 Just a single swallow from this bottle, and it would have done extensive damage to his stomach. 
練習問題1 訳例
このビンからたったひと口飲んだだけでも、彼の胃はたいへんなダメージを受けていただろう。

練習問題2 A few more details might be more definitive.
練習問題2 訳例
細かい点がもう少しわかれば、もっとはっきるするかもしれない。

練習問題3 ★ふたつめの文を訳してください。
The full facts have never been revealed to the general public. I feel that no memoir of him would be complete without some little sketch of this remarkable episode.
練習問題3 訳例
(事の全貌は世間には明かされていない。)彼の回想録は、この驚くべき出来事にざっとでも触れなければ完全とは言えないと思う。

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日時:9月20日(木) 19:00-20:30
       9月29日(土) 13:00-14:30
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仮定法の処理 隠れたif節 (おさらい)

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学生の夏休みも終わり、地下鉄も道路も混んできたようですね(笑)

公開されている映画を見ると、この時期らしい怪談や、架空の世界を描いた作品もおおいですね。
「もしも、こんなことが起きたら...」そう、英文法でいう仮定の世界です。

今回は仮定法について勉強してみましょう!!

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今日のポイント
■ 仮定法の処理 隠れたif節
 
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ふつう仮定法というのは、「If...(もし~なら)」と、何かを仮定したり、願望を表したりするときに使われます。

ところが、英文のなかにはif節がないものもあります。
そういう場合は、どのようにしたらよいでしょうか?

今回は、『隠れたif節』を読みとる練習をしましょう~

たとえば、A coward would not have opened the box.という文を直訳すると、
「臆病者はその箱を開けなかっただろう」となります。

これでもわからないことはありませんが、A cowardという主語の部分にif節を読みとって、
「臆病者だったら、その箱を開けなかっただろう」と訳すほうがしっくりきます。


With a touch of this button, she could have easily closed the door.はどうでしょう。

直訳すると、
「このボタンのひと押しとともに、彼女は簡単にドアを閉められただろう」ですが、
With a touch of this buttonという副詞句の部分にif節を読みとって、
「このボタンをひと押ししていれば、簡単にドアを閉められただろう」と訳すことができます。

このように、文の一部に隠れているif節を見つけだして仮定法で訳すと、
原文のもつニュアンスが、より鮮やかに表れますよ!
 
 
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■ では次の英文を翻訳してみましょう
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With your assistance, I should certainly finish this task in time.

直訳すると、
あなたの助けとともに、私はきっとこの仕事を時間どおりに終えられるはずだ。

【ヒント】
冒頭のWith your assistanceの部分に隠れているif節を見つけだして仮定法で訳します。

 assistance=助け、援助 certainly=かならず、きっと
 finish=終わらせる task=仕事、任務
 in time=まにあって、時間どおりに

翻訳技法を適用すると、
もしあなたが助けてくれれば、私はきっとこの仕事を時間どおりに終えられるはずだ。


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★NEWS★
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1.翻訳の世界では、すでにほとんどの実務がインターネットを通して行なわれています。  インターネットの長所を駆使することは、プロ翻訳者には必須のリテラシーです。
 
2.実務での原文、訳文のやり取りはe-mailで行なわれています。
  翻訳者の仕事の中で大きな比重を占めていた種々のリサーチも、インターネット検索を  たくみに使いこなせば、大きな時間
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